11月17日 ホワイトバランス?
今回はデジカメのホワイトバランスについての考察です。
このホワイトバランスというのは、白い物を白く写るようにする機能のことで、普通のデジカメならば、オート・晴れ・曇り・蛍光灯・白熱灯の各モードが付いてるはずです。何故そんな機能が必要なのかと言うと、天候やら、光源によって色温度という物があり、まあ、光に色が付いてるんですね。それで人間の目は、いいかげんだから、青っぽい光の当たった白い紙を白いと判断するんだけど、カメラの目は正直だから、それを青っぽく写してしまう。それを補正して白く見せてくれるのがホワイトバランスです。
で、一般的には、皆さんオートモードを使ってると思います。なんたってオートで補正してくれるんだからね・・。しかし・・・。
まずは以下の写真を見てください。曇り・晴れの日に、ホワイトバランスを変えて撮ってみました。(カメラはミノルタ・ディマージュX) |
曇りの日に撮影 |
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オートモード |
晴れモード |
曇りモード |
晴れの日に撮影その1 |
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オートモード |
晴れモード |
曇りモード |
晴れの日に撮影その2 |
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オートモード |
晴れモード |
曇りモード |
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さて、上の写真を見比べて、オートモードから、晴れ・曇りに行くにしたがって、なんとなく茶色っぽくなる事が解ると思います。特に曇りの日に、それが顕著に出ておりますね。それで、曇りの日のオートモードの写真は、青いと云うか白っぱくれてると云うか、変な色です。
それに比べて、晴れの日の写真は、多少の違いはあるものの、どのモードでも違和感はありません。また、曇りの日の、晴れ・曇りモードでも、色の違いはあるものの違和感はありません。ようするに、曇り(雨)の日にオートモードを使わなければよいと云う事。
あっ、と言う間に結論です。
デジカメのホワイトバランスは、「晴れモードに固定すべきです。」
我々釣り人は、晴れたり曇ったり、または雨の中で写真を撮る訳だし、日陰でも撮るし、ストロボも使う。曇りの日でも、「オートモード」より「晴れモード」の方がずっといい訳だし、いちいち「曇りモード」に変更するのも面倒くさい。また、「曇りモード」は、場合によっては、やや茶色が強く出る感じがします。
そんな状況の中では、やはり「晴れモード」がベストです。だから私にはオートモードの存在意味が解りません。
(今回、蛍光灯下と、ストロボ光でも試しましたが、それも『晴れの日』と同じ結果でした。また、蛍光灯の下で蛍光灯モードで写したら、青っぽい変な色になってしまった。蛍光灯モードの存在意味も解らない。カメラ屋さん、おかしいよ!)
注:ホワイトバランスは各カメラによって多少の違いがあると思います。このレポートは、あまり信用しないで、自分のカメラで魚やら、川の写真を撮って、試してみましょう。露出補正でも違ってくるし・・。
今回は、ホワイトバランスについての渾身のレポートでした。釣りについても、これくらいに熱心になれればいいんだけど・・。 |